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ELMORE & UK SUE 2005-10-04 



さて前項でELMORE JAMESがモッズ達に一番人気があったブルースマンと記した。どうしてELMOREだったのか?要因として、思い当たるフシがある。

1960年代初頭のイギリスのモッズ・シーンにおいて、GUY STEVENSが主宰
した[UK SUE]と云うレーベルはオリジナル・モッズ達にとって最もクールで、最も重要で、最も愛され、最も人気があったレコード・レーベルであった。

GUY STEVENSと云う男は元はブルース狂のDJであった。毎週月曜日に[THE SCENE]と云うDJイベントを開き、リアル・アメリカン・ブラック・ミュージックを求める多くのオリジナル・モッズ連中が集っていたらしい。後に彼は既にイギリスでスカ・レーベル[ISLAND]を立ち上げていた、CHRIS BLACKWELLに請われて[UK SUE]を主宰する事となる。最初はアメリカのSUEのカタログをそのまま発売していただけだったが、そのうち飽き足らなくなり、モッズ達が好むであろう独自のカタログを開拓していった。JAMES BROWNやIKE & TINA TURNER、O.V. WRIGHTと云ったソウルシンガーをイギリスに紹介し、それと共に数多くのブルースマンのレコードも積極的にリリースして行った。

このような経緯があり、オリジナル・モッズ達にとって、この[UK SUE]と云うレーベルはヒップで特別な存在となった。

さて、'60'sのイギリスにおいて、ブルースマンのレコードは様々なイギリスのレーベルによってリリースされた。MUDDY WATERS、HOWLIN' WOLFと云った[CHESS]勢はPYEの傍系[PYE INTERNATIONAL]より数多く発売された。JIMMY REEDやJOHN LEE HOOKER等の[VEE JAY]は[EMI]傍系の[STATESIDE]よりリリースされていた。

GUY STEVENSが紹介した多くのブルースマンの筆頭にELMORE JAMESがいた。'60年代初頭と云えば、本国でELMOREが所属していたレーベルはBOBBY ROBINSON("BOBBY'S ROCK"の人ね)主宰の[FIRE][ENJOY]であった。GUYはこれらの音源の発売権を取得したと思われる。

しかし何故にELMOREがウケたのか...これはGUY STEVENSの先見の明であろう。絶対若いモッズには受け入れられると。実際、夜な夜なクラブに踊りに来るモッズ達はELMOREのスライドとガラガラ声にシビレた。ソウル・ミュージックにもロックン・ロールにもない衝撃だったんではないか。さらに[UK SUE]と云う自分たちの愛するレーベルからリリースされた事で格別の思い入れがあったのかもしれない。夜毎[Shake Your Money Maker]や[DUST MY BLUES]等で踊っていたんだろうか...

さて、[UK SUE]の録音群を下にリンクしておいた。ELMOREは第1蒐と第2蒐に1曲づつ収録されている(少ね~)。

※現在の東京のモッズ・シーンにおいてもELMORE JAMESは人気があるようだ。以前、ベースのジャン・ピエール氏が下北沢のFLASH DISK LUNCHにブルースを漁盤しに行った際、モッズ連中が来ていて、ELMOREを根こそぎ買ってったらしい。ジャン・ピエール氏が見ようと思ったときにはELMOREは1枚も無かった。名物店主の椿さんもレコードの見方が荒い事もあり怒っていたとさ。ぶはは!

UK Sue Label Story: The World of Guy StevensUK Sue Label Story, Vol. 2: Sue's Rock 'N' BluesThe Soul of Sue: The UK Sue Label Story, Vol. 3
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[2005/10/0400:05] ブルース | トラックバック(-) | コメント(-)


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